俺は、お前が大嫌いだ。
東大クラスの生徒を指導していた自分にとって、
大した授業力もないのに真面目に授業もせず、傍若無人にふるまうこんな老害なんてこの世からいなくなればいいと思っていた予備校講師時代。
https://www.youtube.com/watch?v=8lPPOTa0_3g
でもね、四半世紀経って改めてオッサンの授業を観て思うこと…
彼の教育観にとてつもなく共感できるんです。
理由は、彼の発する言霊は教育・受験の本質をついているからです。
また、
この動画後、しばらくして、彼は以下ようなことを話されていました。
『君らがオギャーと生まれて、今きりがいいところで20歳としましょうか。
今までの20年間というのはテストで良い点を取るとエライ!って評価がその人のほとんどすべてを占めていた時代ですよね。
ですがこれからの、
仮に80歳まで生きるとして残りの60年間はそうではなくなります。
例えるなら通信簿を開いたとしましょう。
20歳までは左側の(脳の)「数学が5」だとか「英語が4」とかが重要でした。
でも残念ながらそんな能力は今後何の役にも立ちません・・。
仕事をする上で必要なのは左側の能力ではありません。
右側の能力です。
受験生なんかやってると、左側が大事だという観念になってしまう。
まぁ、大学の4年間はいいんですよ。
何やったって良い遊園地みたいなもんなんですから。
だけど大学出て、職場に出た瞬間に、ここで全くなんの役にも立たない人間がひとり生まれるわけですよ・・。
数学科出たからって微分積分をしろと言ってくる上司はいないし、
英語の下線部を和訳する商社もありません。
マツモトキヨシでモル計算している人いないでしょ?
薬局で言えば、そんな計算ができることよりも「薬の知識」と「思いやり」ですよね?
例えばおじいさんがいつものように薬をもらいに来たけど、なんか最近やつれてる。
これは先生に診てもらってからの方がいいんじゃないか・・
ちょっと薬を弱くした方がいいか・・
胃腸薬も出した方がいいんじゃないか・・
とかそういうところが大事になってくるわけでしょ。
こんな風に、これからは右側の能力が大事になってくるんだけど、
右側の能力伸ばすのって数学の偏差値を75にするよりもずっと難しいですよ。』
と。
キミはこういう大人を観てどう感じますか?
害悪人に見えますか?
今の僕からすれば
クレームや自分のポジションを気にして言うべきこともろくに言わず保身に走る塾講師、
公務員は安定しているから、子どもが好きだからという短絡的な理由で職を選んだ学校の先生
の方が社会にとって、そして子どもの未来にとって害悪人だと心から思っています。
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物理