【生物24-27】植物 ~分類のアウトプット 編

理解度チェック

今週は記憶週間なので、「エビングハウスの忘却曲線」についてです。

受験勉強に励むキミなら一度はこの言葉を聞いたことはありますね。

端的に言うと

新しい知識は1時間で54%も忘れ、1日で74%も忘れてしまう…。

ですから、最適な復習のタイミングは1日後→3日後→1週間後→1か月後というように、繰り返しながら反復期間を長くしていくとよい

というもの。

でもコレ、真実ではないって知っていました?

塾講師、自称専門家がろくに勉強・研究もせずに、ちまたにあふれた誤情報を真に受けて発信しているため、多くの子がこの忘却曲線を勘違いしています。

だって、冷静になって考えてみてくださいよ。

1日で74%も忘れるわけないじゃないですか 笑

彼らのようなデタラメ伝道師の勘違いは2点。

①グラフの縦軸

【誤】初回学習直後の記録を100%としたときの記憶率

【正】同じ内容を完全に暗記しなおすのにかかる時間を初回学習で要した時間と比べて「何パーセント節約できたか」=節約率

です。

つまり、記憶量ではなく「復習のためにかかる時間をどれだけ短くできるか」を表したものです。

②被験者に覚えさせた情報

【誤】彼らにとって必要な言葉

【正】「ナンセンス音節」というもので、単語として意味をなさないデタラメな綴りのまとまり

です。

自分にとって不要な言葉なんて1時間も立たずに忘れるに決まっていますね。

キミは塾や受験勉強では、志望校合格にとって意味のある情報しか学びませし、その情報と既習の情報との結びつきもありますから、忘却曲線の描くカーブもこの通りになるはずがありません。

ですから、この曲線は君にとって全く参考にならない論理なんです。

ここから得られる教訓。

無責任な情報が世の中にはあふれており、精査すらしない(できない)大人が本当に多くいます。

こういった無学な大人にダマされず、正しい情報を自分軸で精査するためにも、今やっていることはとても大切なんですよ。

【オンライン授業受講者限定】

・植物分類の典型問題(浅野・鎌倉女学院)

・4要素の分類の典型問題(森村学園・KFC)

・冬ごしの典型問題(東京純心女子・森村学園)

・種子の分類(東京農業大学第一・専修大学松戸・駒場東邦)

生物

Leave a comment